灼熱の太陽が降り注ぐ日。
選手たちの情熱が火花を散らしました。
ヴァンキーカップ大阪大会2025夏
2025年8月11日大阪府堺市金岡体育館で開催されました。
気が付けば10年以上続いている大会。
『初心者でもバスケの楽しさを全力で味わえる場所』を目指し、現場に満足することなく、年々パワーアップを重ねてきました。
大阪大会は、2025年2月にも16チームで開催しました。
約半年前の大会でも多くのバスケを愛するメンバーが参加してくれました。
しかし、今回は予定より少し少ない14チームで開催する運びとなりました。
理由は、より多くのプレイヤーに試合を通して楽しんでもらえるように、新たなチャレンジをするためです。
実際にタイムスケジュールもこれまでとは大きく変更して、開催することに。
新しいチャレンジ
これまでは、下位チームの順位決定はフリースロー対決で行ってきましたが、今回からは、下位ブロックの“決勝戦”も試合形式で実施することにしました。
上位チームだけでなく、すべての参加者が「最後までコートで戦える」ように改良しました。
それに伴って、これまで行ってきた「チームの垣根を越えたアトラクションタイム」は、今回は試合数を1試合でも多くこなすことを優先し、あえて廃止。
ヴァンキーカップはチームとチーム、横の繋がりを深めてほしいという想いが強く、これまでアトラクションは必ず行ってきたので、今回は苦渋の決断でしたが、あえて廃止しました。
そこをサポートスタッフの皆さんに協力してもらい、お客様同士の垣根を越えるためのハブの役目をしてもらったり、さらにBGMのパートにターンテーブルを導入し、音楽環境を大きく変えました。
そんな想いが伝わったのか、会場は終始、温かく和やかな雰囲気に包まれ、「みんなでバスケを楽しむ」という大会の原点はしっかりと守られていたように感じます。
上手くても、ミスしても、ゴールが決まっても、外しても、そこには仲間の声援と笑顔があるのがヴァンキーカップの魅力のひとつ!
今回は試合中心の構成にも関わらず、休憩中にお互いを応援する姿や、相手チームに拍手を送るシーンも多く見られました。
これまで多くの方から「オフィシャルの写真が欲しい」という声もあり、今回からそんな皆さんの勇姿、楽しんでいる姿をオンラインでご提供しようかと思っています。
そちらも、この大会レポートの最後に外部リンクにまとめていますので、最後まで想像しながら、読んでいただければ、幸いです。
ちなみに、ここにアップしている写真は、レタッチやトリミングしています。
とはいえ、ブログの特性上、かなり画像が荒く圧縮されてしまうので、ギザギザになっていまいます。
ですが、購入できるデータはしっかりとした画素のデータなので、ダウンロードしてもらってから、ご自身の好きなようにトリミングやレタッチしてもらえればいいかと思います。
あくまで、ここにアップされている写真はサンプル程度に閲覧いただければと思っています。
それぞれの「輝き」が生まれた時間
ヴァンキーカップの特長は、上手い人が目立つ大会ではないということ。
リストバンドで『初心者・経験者』が分かれているからこそ、自然にボールが初心者へ回り、仲間がその挑戦を支えてくれる。
予選は基本的に勝敗にほとんど影響しません。
だからこそ、いろんな選手がコートに立って一生懸命、そして楽しく戦う姿が印象的でした。
今回は特にBリーグのブースターチームがたくさん駆けつけてくれました。
・大阪エヴェッサ
・京都ハンナリーズ
・滋賀レイクス
・バンビシャス奈良
・島根スサノオマジック etc.
本当に嬉しいですよね。
普段は客席から声を枯らして応援している人たちが、この日はユニフォームをまとい、バッシュを履いてコートに立つ。
応援する側から、応援される側へ。
その瞬間に生まれる感動は、言葉にできないほど大きなものです。
自らプレイヤーになったからこそ気づく、バスケの難しさと奥深さ。
そして、体験したからこそ芽生える、バスケの面白さと新しい尊さ。
その実感は、また次の試合応援側になったとき、さらに強く熱い応援になっていました。
さらに子供ちゃんや女性に対しても、優しさが溢れるプレーがたくさんありました。
試合中に何度も何度も子供ちゃんがシュートする姿に、決まった瞬間、大歓声があがります。
シュートが決まるまでの時間、ランニングタイムなので、時間が流れてしまうんですが、ここに関して誰からも苦情が生まれたことがありません。
ここが参加してくれる皆様に感謝する大きなポイントでもあります。
いつも未来のバスケットマンになるかもしれない子供たちに夢を与えてくれてありがとうございます。
決勝トーメントに入ると、少し雰囲気も変わってきます。
貪欲に勝ちにこだわるチームと、とにかく楽しむことに一生懸命のチーム分かれます。
けれども不思議なもので、勝ちにこだわる姿も、ただ楽しむことに夢中になる姿も、同じコートの上では一つの輝きに見えました。
その瞬間ごとの必死さや純粋さが、誰もが忘れられない景色を作っていたのです。
最初は緊張の表情を浮かべていた人も、シュートを決めた瞬間の笑顔は、どんなスター選手にも負けないほど輝いていました。
ハイタッチ、ベンチからの応援、笑い声。
その一つ一つが、この大会を特別なものにしていました。
初心者と経験者が共に楽しむために
ヴァンキーカップは『初心者が輝ける大会』を目指しています。
だからといって「上手い人が目立つこと」を否定しているわけではありません。
むしろ、上手なプレーがあるからこそゲームが盛り上がり、初心者が楽しむきっかけになることもあります。
ただ一方で、毎回のように運営に届く声があります。
「初心者の大会と聞いて参加したけど、上手い人が多くて驚いた」
「リストバンドの基準を守っていないように見える選手がいるのでは?」
これは大会にとって避けて通れない課題です。
バスケットボールの“うまさ”を測ることはとても難しく、全ての選手を完全に管理することも現実的には不可能です。
だからこそ、ヴァンキーカップでは『学生時代の経験年数』に基づいてリストバンドを分ける、というシンプルなルールを採用しています。
もちろん、あまりにもレベルの差が目立つプレーに関しては運営から声をかけることもあります。
それでも、この問題が一気に解決することはおそらくありません。
だからこそ、私たちが本当に願っているのは、
参加してくれる皆さん一人ひとりが「この大会の意図」を理解し、初心者が安心して楽しめる環境を一緒に作っていただくことです。
「初心者とはどこからどこまでを指すのか」
この答えは簡単ではありません。
けれど、この大会を大切に思ってくださる皆さんの配慮と協力こそが、ヴァンキーカップを特別な場所にしてくれると信じています。
支え合いでできている大会
レフリーを務めるのは、試合がないチームのメンバー。
得点を管理する、テーブルオフィシャルのメンバーも同じです。
スムーズな進行を手伝ってくれるチームには抽選券をプレゼントしています。
決勝戦となると、参加者の中にいる、JBAのレフリーライセンスを持っている人が協力してくれます。
本当にいろんな人に助けてもらっています。
誰かが『参加者』であり、同時に『運営の一部』でもある。
この“みんなで作る大会”の形が、ヴァンキーカップの魅力そのものです。
とはいえ、ヴァンキーカップは初心者の大会であることから、観客席がブースターで溢れることは滅多にありません。
だからこそ、試合前は自分達で円陣を組んで気合を入れます。
自分達を自分達で応援して、試合に挑みます。
こうやって仲間の絆が深くなっていきます。
仲間だけじゃなく、例えそれが対戦相手であっても、もうこの会場にいれば、仲間ですから。
こういったプレーにはもちろん、抽選券が配られます。
参加者や選手じゃなくても、客席でお友達を応援に来た人でも、とにかく素敵な応援をしてくれた人には、抽選券をお配りしております。
みんな仲間だし、ヴァンキーカップで、最後の抽選会こそ、本番だったりしますからね。
そして、ここからが本番!笑顔の表彰式へ
最後の表彰式では、優勝チームもブービーチームも、同じように大きな拍手で称えられます。
『勝ち負け以上に大切なものがある』そんな空気が会場を包んでいました。
そして、お待ちかねの抽選会。
負けてしまったチームには、その分の「ご褒美」として大量の抽選券が配られます。
中には500枚近く持っているチームもあるほど。
だって、悔しい思いをしたんですから、せめて抽選券くらいはたっぷり持ち帰ってもらわないと。
一方で、勝ちにこだわりすぎて“楽しむこと”を忘れてしまったチームは、もしかすると50枚程度しか手元にないかもしれません。
そのコントラストもまた、この大会らしい風景です。
景品が当たった喜びも、外れた悔しさも、全部まとめて最後には笑顔に変わる瞬間。
体育館いっぱいに広がるその笑顔こそ、この大会における本当の“優賞”なのだと思います。
レギュレーション変更について
ただ、この抽選券の仕組みについては、次回から少しルールを見直そうと考えています。
というのも、最近は大会のレギュレーションを熟知した「わざと負けるチーム」まで現れるようになってしまったからです。
そこで新たな仕組みはこうです。
勝ち進むチームは現状のまま。(上位トーナメントも負けた際に抽選券を…は検討中)
一方で、負けて下位トーナメントに進むチームについては、「負けた時」ではなく「勝った時」に抽選券を獲得できるようにします。
下位トーナメントは“負け進み”ですから、勝った時点で試合がなくなってしまいます。
だからこそ、その最後の勝利に報いる形で抽選券を贈りたい。
結果的に、一番多く負けた「優賞」チームには抽選券は配られません。
こうすることで「抽選券を目当てにわざと負ける」意味がなくなり、より健全に楽しんでもらえるはずです。
ルールを固定するのではなく、状況に応じて柔軟に改良していく。
その積み重ねが、ヴァンキーカップを“もっといい大会”に育てていく力になると信じています。
大会を終えて
今回のヴァンキーカップ大阪大会も、実は小さなチャレンジがたくさんあったんですが、皆さんのおかげで無事に終えることができました。
「少しでも多くのプレイヤーに、1秒でも長くコートに立つチャンスを、1本でも多くのシュートチャンスを…」
そんな想いで、1試合でも多く、最後までコートの上で楽しんでもらえる大会スケジュールを組ませていただきました。
今回の大会を終えて、バスケが“上手いかどうか”より、“好きかどうか”。
その気持ち大切にして、これからも大会を続けていきたいと改めて感じました。
『初心者でもバスケを楽しめる場所がココにある!』
ヴァンキーカップは、そんな場所であり続けたい。
今回の反省点を次へ活かし、2026年2月23日、また大阪大会で今回を越える大会を開催したいです。
次回の開催もぜひ参加していただきたいです。
また一緒に、バスケを楽しみましょう!
最後まで、読んでくださった皆様、本当にありがとうございました!!
ヴァンキーカップは、これまで大会に参加してくれや人や、これから参加してみようと考えている初心者さん大歓迎のコミュニティーを作っています。
LINEのオープンチャットなんですが、匿名で誰でも入ることができます。
ぜひ、参加してくれると嬉しいです。
LINEオープンチャット『ヴァンキーカップ』
よろしくお願いします!
そして、写真の販売サイトの情報ですが、こちらになります。
フォトレコというサイトを使って販売しています。
おそらくですが、会員登録的なものが必要になるかと思いますが、写真を購入することができます。
ちなみにですが、写真は、データだけではありません。
こういった感じで、いわゆる紙のプリントも購入できます。
送料は必要になると思いますが、データもいいですけど、紙で残すのも素敵ですよね。
さらに、このフォトレコのサービスなんでしょうけど、ポストカードにしたり、パネルやカレンダーにしたり、いろいろできるみたいです。
こういうサービスも含めて、楽しんでいただければ幸いです。
思い出は、心に残るもの!
写真は未来に残せるもの!
ぜひ、よろしくお願いします!
ということで、2025年のヴァンキーカップが終わりました。
あっという間に夏が駆け抜けた気分です。
2026年は、2月23日の大阪大会からスタートしていきます。
その2026年2月23日の大阪大会!
もうエントリーをスタートしていこうと思っています。
基本的なレギュレーションは同じですが、今回、改善点として書き上げた部分を加えて仕上げるつもりです。
大阪大会に関しては、これまで参加してくれたチームを大切にしたいので、ぜひ、早いうちにエントリーよろしくお願いします!
https://forms.gle/51eE9osrNAh2Tqad9
また改めて、細かいレギュレーションをまとめて、大阪大会だけのチーム募集記事は書くつもりですが、出場は決定してる!チームのメンバー集めは当日までに!って思っていただき、エントリーしてもらえると幸いです。
まだ少し時期的には早いですが、MAXエントリー目指してますので、助けてくださいね。
皆様、改めて、2026年もヴァンキーカップをよろしくお願いします!
ヴァンキーカップ スタッフ一同。






















